番号バンゴウ b1
分野ブンヤ 大規模破壊実験のための振動台加振手法および計測・処理技術
タイトル 震動台の地震波再現性能の改善に関する研究〜2次元3自由度小型震動台を用いた制御実験〜
著者チョシャ ○鈴木 拓 東京農工大学  生物システム応用科学研究科
   掛川 智義 東京農工大学  生物システム応用科学研究科
  梶原 浩一 独立行政法人 防災科学技術研究所
   佐藤 栄児 独立行政法人 防災科学技術研究所
   田川  泰敬 東京農工大学  生物システム応用科学研究科
概要ガイヨウ   建築物の破壊過程を追う実験を実大規模で行うため、現在、兵庫県において実大3次元震動破壊実験装置の建設が進められている。この大型震動台は最大搭載質量が震動台質量の約1.5倍と非常に大きい上に、破壊実験を目的としているため、構造物の動特性が試験中に大きく変動することが予想される。したがってこれらのことを考慮したロバストな制御 系であることが要求される。また、実際の地震波のデータは加速度で計測されており、地震波を忠実に再現するためには加速度追従性能が重要となる。しかし従来、用いられてきたP(比例)制御やTVC(3変数制御)は加速度を2階積分し、変位を目標値として制御を行っているため忠実な地震波を再現できる保証はなく、また、ロバスト性は積極的には考慮されていない。そこで、本研究では加速度制御を前提として,震動台上で地震波を忠実に再現し、かつロバスト性を考慮した制御手法を提案する。また、提案した制御手法を既存の2次元3自由度小型震動台を用いて、制御実験を行い、その有効性を検証する。
戻る